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鈴鹿市の古民家リノベーション 寺家の家

伝統的な町家を現代に暮らしに合わせてリノベーション。鈴鹿市寺家の伊勢街道に建つ古民家をリノベーションいたしました。明治時代に建てられ、伊勢型紙職人が暮らし、作業場としても使っていた、職住一体の家。広い土間スペースがあり、ものづくりや、リモートワーク、物販店舗など、現代の職住一体の暮らしにぴったりです。

伝統を
未来へつなぐ
リノベーション

昔の暮らしと今の暮らし。それをつなぐデザイン。新しい建物には出せない風情です。

広い土間と吹き抜け

― entrance ―
エントランス部分は14帖分の土間となっており、作業スペースやワークスペース、小規模な物販店舗など、さまざまな使い方が出来ます。一部は吹き抜けとなっており、小屋裏2階のホールや、小屋組の梁架構が見えます。大黒柱や土壁仕上げの質感がスポットライトに映えます。

伝統的な町家のファサード

― facade ―
伊勢街道沿いに多い、厨子2階町家の風情を残しつつ、広いガラスの出入り口を新設して、古くて新しいデザインに。ファサード部分の外壁には、焼杉板を使用しています。入り口の土間は洗い出しとなっており、素材感のある、上品な仕上がりとなっています。

奥の座敷は無垢スギフローリングに

― inside ―
畳の座敷は現代の暮らしに合わせて無垢スギフローリングに。踏み心地のいいスギのフローリングは踏み心地よく、経年も味になります。床の間や木製建具はリペアして、そのまま残しています。厨子2階(小屋裏2階)に上がる階段は、新設の鉄骨デザイン階段です。

古民家を残したいという思い

自然素材を使った手作りの日本の伝統建築を、新しく作ることは困難

古民家再生は建築士としての使命

新築住宅の設計をしていて気が付いたのは「本物が使えない」ということでした。本物というのは何も、贅沢なものではなく、木や石や土などの自然素材や、タイル、障子紙などの昔からある加工素材のことです。現代では、それらはプラスチックを似たようなテクスチャに加工着色した偽物にすりかわっています。そのほうが安いからです。また、手作りのものが少なくなり、工業製品ばかりになりました。人が暮らす空間が、プラスチックの偽物で包まれる一方、本物の素材と手作りの家が解体されている。これは本当にもったいないことだと思いました。一方で、そのような古民家は、古びていても必ず再生できること知り、いつしか古民家を再生することが、建築士としての使命と感じるようになりました。第一歩は、自社の事務所。100年以上前に建てられた古民家を、再生して事務所として使用しています。

寺家の家との出会い

ある時、古民家保存の活動をしている当社に、空き家になっている実家を活用してほしいというご相談がありました。内見させていただいたところ、魅力的なものに再生できると思いました。寺家というところは、迷路のような路地が張りめぐらされ、不断桜のある子安観音を中心として形成された、伝統のある町です。当の古民家は、伊勢街道に面しており、伝統を残しながらも、自動車も通ることの出来る道路に面している、良い立地でした。
さまざま検討した結果、自社で買取り、リノベーションして販売するのが、一番確実な保存方法であるという答えにたどり着きました。魅力的なものに作り替えれば、解体されることもなく、またさらに長い年月、住んでいただくことが出来ると考えました。
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Gallery

完成写真
実際のスライダーの動きは、プレビュー/公開ページでご確認ください

紹介動画

おくどさんで調理実演

おくどさんに火を入れ、ご飯を炊き、豚汁を作ってみました。
その様子がわかる、動画となっています。

物件紹介ツアー

寺家の家の外部及び内部を、全て動画でお見せしています。
(※動画の撮影時は、おくどさんが完成していませんでしたが、現在は完成しています)

すぐ近くの川でハゼが釣れました

歩いて数分のところにある、川で釣りをしてみました。なんと1投目からハゼが釣れました。セイゴも釣れます。いろいろな魚が泳いでいて、意外に活気があります。日曜日の夕方、のんびり釣りをするのもいいかもしれません。

井戸が使えるようになりました

井戸の手押しポンプをメンテナンスして、流しの井戸から水が出るようになりました。合わせてメンテナンスの方法も、動画内で説明しております。

小見出し

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DATA

物件情報

近鉄鼓ヶ浦駅 徒歩 9分  駐車場2~3台(縦列)

価格:2,298万円
所在地:三重県鈴鹿市寺家3丁目36-15
敷地面積:332.02㎡(公募)(100.43坪)
建物面積:106.34㎡ 
(付属建物)離れ古家あり 71.25㎡(公募)(S54年築 改修して利用できます)
建物構造:木造平家建(厨子(ロフト)2階)
築年月:1907年1月(登記簿による)
間 取:2DK+土間・小屋裏寝室1
接道状況:南東側道路 幅4.5m 接面12.5m
設 備:上下水道・電気・LPガス
都市計画:市街化区域
用途地域:第一種住居専用地域
引渡し/現況:即日/空家
建ぺい率/容積率:60%/200%
地目/地勢:宅地/平坦
土地権利:所有権
小学校:白子小学校 徒歩18分(約1.4㎞)
中学校:鼓ヶ浦中学校 徒歩9分(約0.7㎞)
改装:2024年7月 当社により全改装済
水廻りの新調(浴室・キッチン・トイレ・洗面等)、外壁張替、建具の新調(外部・室内)、内装壁の塗替え、床フローリングの張り替え、、耐震補強、外構(砂利敷)等
※本物件は現状有姿での取引とします。
取引態様:売主(※売主につき、仲介手数料は不要です)
担当者:宮﨑達也
最終更新日:2024年10月21日(月曜日)
次回更新予定日 2024年11月6日(水曜日)

その他のこだわりポイント

おくどさん(かまど)を復旧

土間の台所に残されていたおくどさん(かまど)を復旧し、使用できるようにしました。新設のLPガスのコンロ台とは別に、使用することが出来ます。かまどで調理すると、料理も一味違います。体験イベントなどにも活用できると思います。

ファサードに焼杉板を使用

個人的にずっと使ってみたい建材でした。焼杉板は文字通り杉の板を焼いて焦がすことで、腐朽や虫害を防ぐものです。自然素材を工夫して長持ちするように考えられたものです。木目は板ごとに全て違っていて、飽きのこない質感です。

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内見・ご相談の流れ

STEP 1
お問合せ
まずはメールにてお問合せ、資料請求
STEP 2
ご相談日の日程調整
実際に見てみたいとなったら、内見相談の日程調整
STEP 3
内見・ご相談
現地にて内見実施。当社事務所で相談等
STEP 3
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当社オフィス

築約120年の古民家(町家)をリノベーションしたオフィスです。ご相談、見学などお気軽にお越しください。


(株)宮崎建築事務所 オフィス
〒510-0242
三重県鈴鹿市白子本町5-29
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◆アクセス
〈電車でお越しの場合〉
近鉄白子駅から徒歩5分

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東名阪自動車道「鈴鹿インター」から約40分

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